<登山4>兎年で大人気!屹兎屋山・猫鳴山

まだ雪山はおっかない

どうも、いがぐりです。

2023年1月下旬、福島県いわき市にある屹兎屋山と猫鳴山に登ってきました。今年の干支はうさぎなので兎の名前を冠する屹兎屋山、今年はたくさんの山好きな方々が登っているようです。

そんないかにもな理由をつけていますが、中通りの方の山に行くと、山中には雪あるし、雪道運転できるだけしたくないという理由でいわきの登っていない山を選んだだけなんです。思いのほかこの判断は間違っていたようで。

Youtubeチャンネルにて登山動画公開していますので、良かったらどうぞ。

距離約11.0km   所要時間5.0 (休憩時間含む)

屹兎屋山に登るには、林道経由で登山口から登るルートと繋がる山々から縦走していくルートがあります。縦走ですといつ行ってもわんさか人が登ってる二ツ箭山からなのでちょっとなぁということで林道経由ルートで登ろうと思います。

車を停めた場所は、二ツ箭山駐車場を超えてさらに北上し、茱萸平第一橋手前の路肩。電光掲示板手前の赤枠あたりです。こちらからも二ツ箭山に登ることができるので手作り案内板などもあり、普通車であれば3.4台くらい停めることができるスペースがあります。ストリービューとマップもどうぞ。

人気の山が近いのであまり人が来ないうちに進みたいと思い早めの出発で、朝7時半にはこちらの駐車場所に到着。

寒いので体を動かすために早よスタート

茱萸平橋の表示気温はマイナス5℃。流石に寒いです。動けば暖かくなるでしょう、登山開始です。

しかし、スタートと同時に痛恨のルートミス。茱萸平橋を越えてから林道に入るのですが、橋手前に手作り案内板あったので二ツ箭山ルートへ少し進んでしまいました。

気を取り直して、橋を渡ったところから林道へ。林道入り口に、屹兎屋山、猫鳴山ルートと案内板があるのでわかりやすいです。

雪予報はなかったのですが、山の天気なのでしょう。雪がちらほら舞ってきました。林道隣に流れる川も凍てつく寒さで飛沫が凍ったりしています。綺麗なのですが見てるだけで寒くなってくるようであまり見たくありません。

林道をスタコラ進んで行くと、屹兎屋山、猫鳴山ルートへの分岐が現れます。猫鳴山からはこちらに降りて来るとして、屹兎屋山へ向かうため直進。

この辺りから降雪が増えて太陽光もさしてきたので幻想的な景色です。

多分登山口がココ

程なくして屹兎屋山の小さい看板が現れ、ここから登山道開始のようです。いきなり登山道らしく小川を渡り、小川の隣を進んでいきます。序盤で足を濡らしたくないので頑張りますが、滑って転けそうになりました。足先は無事。

色んな方のヤマップ記載通りに、急登が姿を表します。少しの積雪と、濡れた落ち葉が重なってちょっとだけズリズリするのでとても上りづらいです。先行者の踏み跡があるのですがその方も同じように滑っていたようです。これは、チェーンスパイク買わなきゃかなぁ。

ある程度登ると一度なだらかになり、岩がゴツゴツとした箇所に出ます。でもすぐに急登の続き。

どんどん登っていくと展望台という看板が現れました。ひらけている場所があり、大きな岩の上から猫鳴山、二ツ箭山、多分太平洋まで一望できます。この景色が今回の登山1番の景色となりました。

雪、無音、登山にて。

登山道に戻り、1度目のピークまで登るとそこは積雪がくるぶし程あり、いわき市とは思えないほどです。

なかなかの積雪の中はとても歩きづらいですが一度下って、もう一度急登、そして念願の屹兎屋山頂上です。思いのほか雪山登山になってしまいましたが、卯年にお似合いの白銀の姿が綺麗でした。そしてヤマップでよく見る可愛い屹兎屋山の看板。本当にありました!

おじさんとツーショットしてもイラッとさせてしまうのでソロチェキにしておきましょう。

動物シリーズ、猫鳴山へ

思わぬ雪だったので猫鳴山はやめようかと思ったのですが、今登ってきた雪の急登を降るのかと思うと尻が痛くなりますので、尾根歩きで猫鳴山に向かいます。

やはり尾根は標高が高い分、雪の量がものすごいです。猫鳴山へ向かうだけで汗だく、雪国の人って足腰がとても強いんじゃ??

雪の笹群れや雑木林の中を歩くとまるで北海道の様。そして雪山の楽しみ方で見た通り、動物の足跡も大量に出てきます。こんなにいわき市にも野生動物いたんだと感心。

思うまま雪山歩きを楽しんでいると、分岐に到着です。ここは先ほどの林道から登ってきたルートとの合流地点。帰りはここを下りますのでそのまま直進です。するとすぐまた分岐に到着。こちらは以前に登ったことのある三森山までのルートになっています。結構遠いと思うのですが暖かい時期になったら行ってみたいですね。

少し進んだあたりで猫鳴山ルートで右に逸れます。ここからはもう深雪になっていて先行者の踏み跡もとても歩きづらそうです。こんなに雪の中に足を突っ込んでいるのに水分が染みて来ないんですよ。登山靴って凄いんですね。

ん、、、???、、猫鳴山??

なんだか全然山頂に向かっている気がしないなぁと思っていると、何やら明らかに人工物が現れます。それは猫鳴山と書かれておりいつの間にやら山頂に到着していました。

猫鳴山の山頂は林の中にありました。山頂といえばと勝手なイメージを膨らませていたんですが見事にハズレ。しかし、かなり積み上げられたケルンの上に佇む猫鳴山という表記は屹兎屋山の山頂とはまた違った無骨な印象を受けます。

流石に景色などはまったく見えないですが、雪の中で羊羹タイムにしました。雪の日に外で何か食べるのは人生初かもしれません。雪中キャンプもいつかやってみたいなぁ。

さてそろそろ下山しましょう。猫鳴山山頂から降る際が1番足腰に来ました。雪が深くて足が接地する感覚がつかめず何度も尻餅をつきそうになります。やっぱりチェーンスパイクだ。

先ほどの分岐まで戻り、林道方面へ。ここからは完全に先行者の踏み跡がありません。何度も何度もかかとで滑走してしまいますが、まだ転けてません。日頃のチャリとスクワットの鍛錬が効いておる。

先行者の足跡がない分、動物たちの足跡はっきりみて取れます。すごい小さいのから、人間のかかとくらいのものまで、歩き方もさまざま、尻尾を引きずって歩く奴もいます。

こちらのルートは合計3回、渡河します。水量も少なくて危なくはなさそうなんですが、最後の林道合流間際だけ、雪のせいでどこ踏んで良いか分かりづらく片足が持っていかれました。流石に登山靴先輩でも、川にザブンは水分を防ぎきれなかった様です。

無事、林道分岐まで到着、茱萸平橋へと戻ります。山頂から降りて来ると気温が全然違うのがわかる。

最後に、まさかいわき市で雪山に登ることになるとは思っていなかったため、装備も整っておらずチェーンスパイクなしで初めての雪山でした。幸い天候にも恵まれ、転んだり危ない目には合わなかったのでよかったですが、普段よりは確実に危険が増していると感じました。

次回の冬期登山は下調べと装備関係念入りに、自分だけじゃなく周りも不幸にしないよう準備したいと思います。

屹兎屋山と猫鳴山、今度は雪のない時期に山歩きを楽しみたいと思います。

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