<登山40>天候に負け、逆転の甲子山と甲子旭岳
雪シーズン前に、積雪地帯のお山へ
どうも、いがぐりです
天気予報が完璧な休日、紅葉シーズンは逃しましたが冬は積雪で足が遠のくお山に登りたいと思い、福島県西郷村にある新うつくしま百名山57 甲子山とその山頂の先にある甲子旭岳(赤崩岳)にへ登ってきました
何度か登っている甲子山。毎度、山頂から眺める眺望の中で、目の前のそびえる甲子旭岳は尖がった山頂がキリッとカッコよくいずれは登りたいと思っていました
甲子旭岳へと至るルートはハード目なためか旧登山道とされ、新たに迂回する形で新登山道が作られている模様。通行禁止ではないようで、数日前に登った方のレポを参考に、今回、挑戦してきました
天気、睡眠、体調、全て整え万全の状態で臨みます
今回のルート
距離約9.0km 往復ピストン
時間6.0h(休憩時間含む)
駐車場所は、甲子温泉の大黒屋さんという旅館の入口付近に3か所
GoogleMapで、甲子山登山口駐車場と検索すればそのまま出てきます
自分が停めたのは大黒屋さん入口より手前側。大黒屋さん入口より奥にも駐車場があり、余裕で20台くらいは駐車可能と思います
それでは登山開始
登山口は甲子温泉のお宿、大黒屋さんの敷地内を通過して向かいます
登山者用の駐車場は大黒屋さん近くの道路沿いに3か所
大黒屋さん入口より手前に一か所
そして大黒屋さん入口よりも奥にも2か所ありますので、ハイシーズン以外は余裕あると思います
自分が利用した手前の駐車場には簡易トイレも設置されており利用できました
大黒屋さん敷地内を横切り、さらに奥へ向かうと甲子山登山口
大黒屋さん敷地内にはMAPと登山届入れるやつも設置されています。今日は甲子山から旭岳(赤崩岳)へと向かいます
こちらが登山口、人工的な構造物が多く取水源等なのでしょうか
施設脇を通り、奥へ。奥の方には滝が見えますが立ち入り禁止
すぐに温泉神社。山行の安全祈願をすませ、朝日が顔を出した登山道を進んでいきます
麓はまだ紅葉が残っていました
標高を上げていくと、大黒屋さんへと至る道が見えました。白河の方からくるとあのトンネルを出ですぐ、左折ぐるっと下り大黒屋さんへと向かいます、雪の季節はきつい道かも。
最初のピーク、猿ヶ鼻まではひたすらに折り返し折り返しして登っていく苦行、四十八曲がり。ほぼ一時間近く登りっぱなし
傾斜が穏やかになり、折り返しも終わり
なだらかな尾根歩きっぽくなるとすぐに
猿ヶ鼻、到着。景色はイマイチ
尾根歩きっぽく緩やかな道を進んでいきます
分岐へ到着。右で大白森山、甲子峠方面。
大白森山はここからも行けますが、二岐温泉方面からも登ることができます
甲子山山頂へは直進です
少し急で滑りやすい道を進みます。ロープ、鎖がお出迎え
甲子山、山頂到着です。だがしかし残念な天気
途中風も強くなり不穏な空気がありましたがタイミング悪く今まさに悪天候のピーク
爆風とガスが一気に訪れました
三角点と山案内。山頂は少し広くなっていて3組ぐらいだったらゆっくりできそう
景色はガスガスガス。今まさにガスで隠されていく山並み
向かいたかった甲子旭岳も何も拝めず
風は強いですが一気にガスが流れていきそうな雰囲気もしたので、そのまま甲子旭岳へ向かってみます
甲子山頂の先へ進んで、少し下ると新旧登山道分岐
旧登山道でしか甲子旭岳へは向かえません。通行禁止、立入禁止ではなく、ここ2,3日で甲子旭岳へ登った人のレポも確認していますので旧登山道へと進んでいきます
レポに記載あった通り、思ったより整備されていました。不明瞭な道はなくピンクテープも最近のもの
案内板も健在。少し急な道が現れましたがロープが用意されています
この場所だけはロープがないと登れないくらい、急登と滑る斜面が続きます
現れる藪漕ぎ。風が強いため藪漕ぎも困難
周りに何もなくなったのかと思うと、風が直接吹き付けます
もしかしたら尾根を歩いているのかも。左右が切れ落ちているように見えます
自分の腰くらいの高さの段差を乗り越えて、だんだんと山頂近くへ
無事、山頂に到着。謎の変わった植物が群生していますが、なんだろうこれ
山頂は少し開けていて、山名板と三角点
眺望はひたすらにガスった空??
風はほぼ止んでますが、とりあえず寒い
全方位残念眺望
寒いので下山開始
そういうもんだよね、下山してるとだんだんガスが晴れ視界が開けてきました
全然見えてなかった、甲子旭岳の山肌も見えてきました
赤崩岳の名に恥じない剝き出しの荒々しい姿がかっこいい
甲子山頂まで戻ってくると見事に天候回復
今登ってきた甲子旭岳が一望できます。さっきのガスはどこに行ったんだ
那須方面、南会津方面、遠くまで見渡せるようになりましたね
それではゆっくり下山していきましょう
甲子旭岳での寒さはどこへやら、ポカポカ陽気が気持ちよい
麓の紅葉が青空に映えて綺麗
今回の登山は、天気に裏切られ残念山頂登山になってしまうところでしたが、下山時は回復、快晴の甲子旭岳の勇姿を甲子山頂から拝むことができました
意気込んで挑戦した甲子旭岳ですが、また今度登って山頂からの景色を拝みたいと思います